【番外編】Twitter婚活をした話(前編)

NHKの『ねほりんぱほりん』という番組に触発されて、1ヶ月限定で、Twitter婚活をした。

 

Twitter婚活のやり方はいたってシンプル。

このようなテンプレに自分の情報を記載して、「#Twitter婚活」をつけて投稿するだけだ。

 

 

 

※恥ずかしいのでもろもろ伏せます

 

あとは同じタグをつけている人同士で交流し、仲良くなってDMで会う約束を取り付けるというもの。

 

顔写真は雰囲気だけ載せている人もたまにいるが、基本的にはない。

日頃のツイートから人となりを察する「内面重視」の婚活である。

 

私はブログとTwitterを始めて以来、たまに熱心な男性読者から「会いたいです」的なDMを受け取っていた。

 

中には長文でブログの感想を伝えてくれる方もいて、ちらりとその人のアカウントを覗いて投稿が面白いと心が揺れることもあったが、Twitter経由では会わないと決めて断っていた。

 

なぜなら会って微妙だったとき、普通に気まずいからだ。

 

アプリならブロックすればいいし、Twitterもミュートなりフォロー解除なりすればいいが、ブログはどうしても見られ続けてしまう。

 

その気まずさに、耐えられそうになかった。

 

しかし、Tinderで顔がわからない人を含め何十人も会っているうちに、私にはだんだん怖いものがなくなってきてしまった。

 

そうしてたった1ヶ月、ものは試しと思い活動した時の話。

 

プロフィールを投稿するやいなや、けっこうな数のDMがきた。

 

しかし、定型文のオンパレードに辟易し、たまに「お!」と思うようなメッセージの人がいてツイートを見にいくと

 

<今日はカレーを食べました(写真)>

<仕事疲れたー!>

 

みたいな内容が並んでいて、この世の誰がこれを見て「え!会いたい!」となるのだろうか?とそっ閉じする繰り返しだった。

 

結果、私は1ヶ月で2人だけ会った。

 

1人目は、とても熱心に私のブログを読んでくれていた男の子。

このブログを読んで会いたいと思ってくれてる時点でキャパ広すぎ人格者確定なのだけど、私は褒められるほど、ヤバい過去と性格を全部知られている羞恥心に溺れそうになってしまった。

(「自分のことを書いてほしい」とまで言ってくれたので、書かない宣言したけどここに少し書かせてもらいました。)

 

2人目の男からは、会って5分で顔面至上主義(清楚系限定)であることを告げられた。

その言葉は「だからお前は対象外だよ」というニュアンスを多分に含んでいたうえ、私はなぜか好きなバンドをディスられ、

 

「海苔子さんみたいな人はバツイチのアラフォー面白おじさんが似合いそう」

 

と小馬鹿にした感じで言われた。

 

なぜ初対面の奴に、ここまで言われなきゃいけないんだろうか。

てか顔面至上主義ならTwitterで活動すんなよ。アホか?

 

私は帰路、これがTinderの出会いならブログにボロクソ書いてやるのによぉぉぉぉぉぉと頭の中に罵詈雑言を並べながら、もうTwitter経由で人に会うのはやめようと決意したのだった。

 

(※おそらく彼は発言の全てにおいて、私を傷つけた自覚がない。

これを読んでびっくりしていると思う。)

 

2人目の彼は別れ際、私にこう言った。

 

「そういえば俺の大学の同期で、○○○で編集やってる奴がいるんだけど、なんかすげー合いそう」

 

「へぇ。今度二人で飲むときあったら声かけて」

 

「おう」

 

私は内心(ま、もう二度と会わないだろうけどな!)と思っていたのでLINEも交換しなかったのだが、2週間後、DMが届いた。

 

<いま前に話した編集者と飲んでるんだけど、ぜひ3人で飲みたいと。今度XXX(私が住む街)行っていいすか?>

 

DMには、たったいま適当に撮ったと思しき写真が1枚添付されていて、編集者の友達が写っていた。

 

<おいでやす>

 

あの日の怒りを忘れ、秒速でそう返信していたくらいに、その編集者はイケメンだった。

 

後編はこちら↓

noriko-uwotani.hatenablog.com